先週営業所で、若い新人2人、10年以上勤めている先輩、20年近く勤めている組織長、私の5人で話をしていた時のこと。
話の流れで、20世紀と21世紀が話題になった。私がミレニアムの祭典の話を持ち出すと、誰も反応しない。若い子はともかく、先輩たちは世代的にも当然知っていると思ったのがまちがいだった。同年代の先輩に『ミレニアムのパレードに行きましたか?』と訊くと、『知らない、行くわけない』との返事。どうしてか、しばらく考えていたら、突然納得した。その先輩はずっと行田(陸王の舞台になったところ)に住んでいるので、東京で行われるイベントにはほとんど関心がないのだ。組織長もずっと深谷(渋沢栄一生誕の地)に住んでいて、東京にはほとんど行かない生活のようだった。私はその頃、東京に勤めていたので、ミレニアムというと懐かしいイベントなのだが…。そして若い新人2人は、組織長の娘さんのアルバイト仲間だったそうなので、ミレニアムの頃には生まれてもいないのだ。『ミレニアムって何ですか?』という質問に、私は愕然となった。言葉くらいは知っていると思ったからだ。『21世紀になったことを祝ってお祭りがあったの』というと『あ、そうなんですか』という反応。
年齢や環境によって関心ごとは様々。私自身も、熊谷に引っ越して来るまでは、「うちわ祭り」や「荒川河川敷の花火大会」「熊谷桜堤の花見」「八木橋デパート」などは知らなかった。同じ埼玉県なのに、所沢や大宮とはまるで別世界。勉強になった出来事だった。
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