シーン…となった話―ミレニアムを知らない?職場で感じた世代と地域の違い―

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先日、営業所で5人の同僚と何気ない会話をしていたときのことです。メンバーは、20代の若手社員2人、10年以上勤務している先輩社員、20年近く勤めるベテランの組織長、そして私。年齢も経験もバラバラなメンバーでの雑談でした。話題は、ふとしたきっかけで「20世紀と21世紀の違い」に。そこで私は、2000年を迎えた際の「ミレニアムイベント」の話を持ち出してみました。しかし…誰からも反応がありません。「若い子たちは知らなくても仕方ないけれど、同世代の先輩なら覚えているはず」と思い、当時の話を振ってみると——

 

ミレニアムイベントを「知らない」という返答

私:「ミレニアムのパレード、行きましたか?」

先輩:「知らないし、行くわけないよ」

この返答に驚きつつ、理由を考えてみると、ふと腑に落ちました。

この先輩は、ずっと埼玉県行田市(ドラマ『陸王』の舞台)に住んでおり、東京のイベントにはほとんど関心がないのです。

さらに、組織長も深谷市(渋沢栄一の生誕地)で暮らしており、都内に出る機会はほとんどないとのこと。

一方、私は当時、東京で働いていたため、ミレニアムの華やかなイベントはとても印象的でした。「あの頃の熱気、懐かしいなぁ」と感じていたのですが、それはあくまで“東京にいた私の視点”だったのです。

 

若手社員に「ミレニアムって何ですか?」と聞かれて…

さらに衝撃だったのが、若手2人からのひとこと。

「ミレニアムって何ですか?」

言葉くらいは知っていると思っていた私にとっては、軽くショックでした。

「21世紀を迎えたお祝いで、全国的にいろんなイベントがあったのよ」と説明すると、

「あ、そうなんですか」と素っ気ない反応。

もちろん、無理もありません。彼らは、当時まだ生まれていなかったか、物心もついていない世代。知らなくて当然なのです。

地域と世代でこんなにも違う、常識と文化

この出来事をきっかけに、私は自分の“当たり前”が、他の人にはそうでないことを改めて実感しました。

たとえば、私が熊谷に引っ越してくるまで——

 

  • 「うちわ祭り」
  • 「荒川河川敷の花火大会」
  • 「熊谷桜堤の花見」
  • 「八木橋デパート」

 

こういった地域の行事や名所をまったく知りませんでした。

同じ埼玉県内でも、所沢や大宮と熊谷では文化も行事もまったく異なるのです。

 

【まとめ】常識は人それぞれ。世代や地域の違いを受け入れる大切さ

今回の雑談から学んだのは、「自分の常識は、他人の非常識」である可能性があるということ。

世代や地域、生活スタイルによって、見てきたもの・記憶していることが大きく異なります。

そして、こうした違いを知ることは、他人を理解するうえでとても大切なことだと改めて感じました。

一見当たり前に思えることでも、相手の背景を想像することで、新たな気づきが得られるのかもしれませんね。

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